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大黒柱を選択と伐採 [木の話]

本日、弊社の天然桧林で、お客様とご一緒に大黒柱を選び、伐採しました。
木が水揚げをしなくなったこの時期、伐採には最高の季節です。

午前中に山の中からお客様のお気に入りの1本を選び出しました。
最後に残った候補は2本。
1本はどっしりとして太く貫録のある桧。
そしてもう1本はすらっとして立ち姿がきれいな桧。
迷われた中で、最終的にはご主人が決めました。
胸高直径が尺七寸(約51cm)でしたので、尺角(約30cm)程度の大黒柱が取れそうです。
選んだ木の前で記念撮影。
IMG_7882圧.jpg

午後からは伐採。
天候が心配されましたが、伐採の時間帯には雨は上がり幸運でした。
雨降って地固まる。降るから幸せが振り込む。縁起がいいですね。

伐採する木の前に榊を祭り、お神酒で清め、いよいよ伐採です。
杉に比べて桧は枝が粘く、特に天然林木は植林木より枝が太いため、倒木の際に枝が引っかかってしまったら、二進も三進もいきません。
今回は慎重に倒す方向にワイヤーで引っ張りました。

まず、受け口(倒す向きに切欠く)を作り、その後、つる(最後に切れる部分)を意識しながら、追い口(倒す反対側)を入れました。
IMG_7895圧.jpg

そして倒伐。
見事、狙った方向に倒すことができました。
IMG_7897圧.jpg
IMG_7898圧.jpg


年輪を数えると、樹齢はおよそ143年。
明治6年、廃藩置県直後の頃に生えた木でした。
IMG_7903圧.jpg


この木が大黒柱として、すまいの中心に鎮座することを思い浮かべながら、
伐採した木の前で記念撮影。
IMG_7900圧.jpg


次は春頃、この大黒柱を製材する時に八百津にお越しいただきます。
その頃はお子様も1人増えているのかな?
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