新築のお宅には、ステンドグラス [ただいま普請中]
新築のお施主様には、お好みのデザインのステンドグラスを作成して、
「新築お祝い」としてプレゼントしています。
デザイン画から建具になるまで、お好みの通りに手作りしています。
建前の頃にデザインをはじめて、お引渡しまでに完成させます。
今までの作品の数々は、こちらをご覧下さい。(→こちら)
こちらのお宅は、「シンプルで、シャープなイメージ」をご希望です。
デザインが決まったところで、使用するガラスを選んで・・・
選んだガラスを切って、デザイン画の上に並べて・・・
イメージ通りかしら・・・ガラスを入れ替えたり、切り直してみたり、
これでよければ、パネルに組み立てて、建具に入れます。
素敵な水回りの出来上がりです。
「新築お祝い」としてプレゼントしています。
デザイン画から建具になるまで、お好みの通りに手作りしています。
建前の頃にデザインをはじめて、お引渡しまでに完成させます。
今までの作品の数々は、こちらをご覧下さい。(→こちら)
こちらのお宅は、「シンプルで、シャープなイメージ」をご希望です。
デザインが決まったところで、使用するガラスを選んで・・・
選んだガラスを切って、デザイン画の上に並べて・・・
イメージ通りかしら・・・ガラスを入れ替えたり、切り直してみたり、
これでよければ、パネルに組み立てて、建具に入れます。
素敵な水回りの出来上がりです。
踏み天井、すなわち・・・2階の床 [ただいま普請中]
2階の廊下を張りました。1階から見ると・・・2階から見ても1階から見ても、左から3枚目と一番右の2枚が赤味・・・同じ板の両面が見えます。
これは、「踏み天井」です。
梁の上に張った1枚の板が、2階の床と1階の天井を兼ねています。
この「踏み天井」の板は・・・材木屋の親爺のこだわりの「厚み45㍉の杉板」です。
梁と同じ丸太から製材しました。
断面を見てください。左がその45㍉の板。
比較のため、右によくみかける15㍉の板を置いてみました。ん~厚いっ。
製材した後、雨にさらしてアク抜きしてあります。(アク抜きの様子は、→こちら。)
手間隙かけて用意した板・・・大工さんの気遣い・・・木使い・・・で、
廊下は「両面無地」になっています。
梁との相性もバッチリ!です。
これは、「踏み天井」です。
梁の上に張った1枚の板が、2階の床と1階の天井を兼ねています。
この「踏み天井」の板は・・・材木屋の親爺のこだわりの「厚み45㍉の杉板」です。
梁と同じ丸太から製材しました。
断面を見てください。左がその45㍉の板。
比較のため、右によくみかける15㍉の板を置いてみました。ん~厚いっ。
製材した後、雨にさらしてアク抜きしてあります。(アク抜きの様子は、→こちら。)
手間隙かけて用意した板・・・大工さんの気遣い・・・木使い・・・で、
廊下は「両面無地」になっています。
梁との相性もバッチリ!です。
造作、まずは床 [ただいま普請中]
荒壁を塗って1ヶ月弱、土が乾いています。(塗りたてのころ→こちら)土が乾いたら、そろそろ造作(大工工事)を始めます。
では、始まり始まり。
ここは玄関から続く廊下です。「桧」の廊下になります。
まず、両側の土台に「根太掛け」をつけました。基礎の上に、「束」を立てて、「大引き」を渡します。
↓真ん中に見える少し太いのが「大引き」。
「根太掛け」と「大引き」の上に「根太」を並べて、「床組み」ができます。
「根太」の間に、床下用の断熱材を入れ、床板の登場!
ここは、厚み12㍉の「松」板をはっています・・・「桧」の廊下のはず・・・。
この「松」板は下地です。面剛性を確保します。
「松」は粘りがあって、力強く、強度が必要な部分には持って来いです。
ただ「松」は・・・何年もの間、ねじれたり、反ったり、じわりじわりと動き続けて、
気がつくと、釘が抜けてしまったり、板が外れてしまったり。
そんな困ったことにならないように、30年以上自然乾燥させた「松」を使っています。「地松」です。
厚み18㍉の板の状態で30年以上寝かせました。
もうこれ以上、ねじれも、反りもしなくなってから、両面をけずって厚み12㍉の板にしました。
「松」の下地の上に、厚み15㍉の「桧」板を重ねてはります。玄関から見える廊下なので、節の無い「桧の無節」板で仕上げました。
きれい~です~。
見とれている間もなく、養生紙にかくれてしまいました。
工事中に汚れや傷がつかないように・・・完成まで養生紙で包まれたままです。
さらに、この上に養生板も敷きます。
もちろん土足厳禁。
工事中は上履きが必要です。
では、始まり始まり。
ここは玄関から続く廊下です。「桧」の廊下になります。
まず、両側の土台に「根太掛け」をつけました。基礎の上に、「束」を立てて、「大引き」を渡します。
↓真ん中に見える少し太いのが「大引き」。
「根太掛け」と「大引き」の上に「根太」を並べて、「床組み」ができます。
「根太」の間に、床下用の断熱材を入れ、床板の登場!
ここは、厚み12㍉の「松」板をはっています・・・「桧」の廊下のはず・・・。
この「松」板は下地です。面剛性を確保します。
「松」は粘りがあって、力強く、強度が必要な部分には持って来いです。
ただ「松」は・・・何年もの間、ねじれたり、反ったり、じわりじわりと動き続けて、
気がつくと、釘が抜けてしまったり、板が外れてしまったり。
そんな困ったことにならないように、30年以上自然乾燥させた「松」を使っています。「地松」です。
厚み18㍉の板の状態で30年以上寝かせました。
もうこれ以上、ねじれも、反りもしなくなってから、両面をけずって厚み12㍉の板にしました。
「松」の下地の上に、厚み15㍉の「桧」板を重ねてはります。玄関から見える廊下なので、節の無い「桧の無節」板で仕上げました。
きれい~です~。
見とれている間もなく、養生紙にかくれてしまいました。
工事中に汚れや傷がつかないように・・・完成まで養生紙で包まれたままです。
さらに、この上に養生板も敷きます。
もちろん土足厳禁。
工事中は上履きが必要です。
荒壁 [ただいま普請中]
荒壁を塗っています。きれいに編んだ竹小舞に、藁スサ(細かく刻んだ藁)を混ぜた土を塗ります。まずは、屋外側から屋内側へ土が"にゅるっ”とはみ出すように・・・
屋内側から見るとこんな感じ。このあと、屋内側にも土を塗ります。
“にゅるっ”とはみ出すことで、両側の土が一体となって、竹小舞を芯にした荒壁ができます。
この塗り方も、親方によって様々です。
まず屋外側を塗る人・・・
そうではなく、まず屋内側を塗る人・・・
両側を続けて塗る人・・・
片側だけ塗って、乾かしてからもう一方を塗る人・・・
それぞれに、もっともな理由があります。
使う土もいろいろ・・・藁スサを混ぜた荒壁の土を、「泥コン」といいます。
岐阜県は良質な土の産地で、いい「泥コン屋」さんがあります。この土は、「泥コン屋」さんの調合済みのものです。
土の質によって、藁スサの大きさ・・・量・・・混ぜるタイミング・・・、いろいろあるようです。
今回の土は、黄土色っぽくてヨーグルトのような匂いがします。
原料土や、藁スサの発酵の具合で、色も匂いも変わります。
季節によって、現場によって、いろんな土を見ることができます。
聞けば聞くほど・・・見れば見るほど・・・左官の世界は奥が深いです。
屋内側から見るとこんな感じ。このあと、屋内側にも土を塗ります。
“にゅるっ”とはみ出すことで、両側の土が一体となって、竹小舞を芯にした荒壁ができます。
この塗り方も、親方によって様々です。
まず屋外側を塗る人・・・
そうではなく、まず屋内側を塗る人・・・
両側を続けて塗る人・・・
片側だけ塗って、乾かしてからもう一方を塗る人・・・
それぞれに、もっともな理由があります。
使う土もいろいろ・・・藁スサを混ぜた荒壁の土を、「泥コン」といいます。
岐阜県は良質な土の産地で、いい「泥コン屋」さんがあります。この土は、「泥コン屋」さんの調合済みのものです。
土の質によって、藁スサの大きさ・・・量・・・混ぜるタイミング・・・、いろいろあるようです。
今回の土は、黄土色っぽくてヨーグルトのような匂いがします。
原料土や、藁スサの発酵の具合で、色も匂いも変わります。
季節によって、現場によって、いろんな土を見ることができます。
聞けば聞くほど・・・見れば見るほど・・・左官の世界は奥が深いです。
竹小舞 [ただいま普請中]
竹小舞を編んでいます。
竹小舞は・・・土壁の芯になります。
(この地方では、)左官屋さんが、割竹を一本ずつ麻縄でしばって、格子に編みます。
手間のかかる仕事です。
色んな流儀があるそうです。
地域によって、親方によって、使う材料も編み方も千差万別で、
それぞれに理由があって、ウンチクを聞くと面白いです。
左官屋さんの経験と知恵が結集されています。
編みあがった竹小舞は、とてもきれいです。
光が差すと、格子が浮き上がり、まるで竹細工の家です。芸術作品のよう・・・
でも、すぐに荒壁を塗ってしまうので、壁の中に隠れて見ることが出来なくなります。
一瞬の美です。
今や・・・土壁の家は、なかなかお目にかかれないもの・・・になってしまいました。
土壁塗りを生業にするのは非常に厳しく、若い左官屋さんはほとんどいません。
もうすぐ50歳になる左官屋さんが、「ずっと若手のまんまなんだよねぇ~」と。。。
土壁で囲まれた空間は、とても心地よいものです。
温度なのか・・・湿度なのか・・・音響なのか・・・なかなか数値では表せないのですが、
断熱材やコンクリートなど、工業製品ではつくれない心地よさです。
なんとか、土壁が見直されるように・・・がんばりどころです。
竹小舞は・・・土壁の芯になります。
(この地方では、)左官屋さんが、割竹を一本ずつ麻縄でしばって、格子に編みます。
手間のかかる仕事です。
色んな流儀があるそうです。
地域によって、親方によって、使う材料も編み方も千差万別で、
それぞれに理由があって、ウンチクを聞くと面白いです。
左官屋さんの経験と知恵が結集されています。
編みあがった竹小舞は、とてもきれいです。
光が差すと、格子が浮き上がり、まるで竹細工の家です。芸術作品のよう・・・
でも、すぐに荒壁を塗ってしまうので、壁の中に隠れて見ることが出来なくなります。
一瞬の美です。
今や・・・土壁の家は、なかなかお目にかかれないもの・・・になってしまいました。
土壁塗りを生業にするのは非常に厳しく、若い左官屋さんはほとんどいません。
もうすぐ50歳になる左官屋さんが、「ずっと若手のまんまなんだよねぇ~」と。。。
土壁で囲まれた空間は、とても心地よいものです。
温度なのか・・・湿度なのか・・・音響なのか・・・なかなか数値では表せないのですが、
断熱材やコンクリートなど、工業製品ではつくれない心地よさです。
なんとか、土壁が見直されるように・・・がんばりどころです。