岩倉の木の家 建方と土壁 [ただいま普請中]
またまたまた久しぶりの更新です。
新緑の季節を迎え、岩倉の木の家が上棟しました。
柱を建て、梁をかけ、棟木を上げて、建物の骨組みができました。
こちらは9mの松の地棟。
この位置では、カメラのフレームに納まりませんでした。
そして5月に入り、竹小舞を編み、土壁を付けました。
自然素材で心地よい空間が生まれました。
工事は着々と進んでいます。
新緑の季節を迎え、岩倉の木の家が上棟しました。
柱を建て、梁をかけ、棟木を上げて、建物の骨組みができました。
こちらは9mの松の地棟。
この位置では、カメラのフレームに納まりませんでした。
そして5月に入り、竹小舞を編み、土壁を付けました。
自然素材で心地よい空間が生まれました。
工事は着々と進んでいます。
岩倉の木の家 はじまり [ただいま普請中]
またまた久しぶりの更新です。
寒が明け、岩倉の木の家が始まりました。
最初は地鎮祭。
氏神様を鎮め、お施主様ご家族の繁栄を祈念して、「栄、栄、栄(エイ、エイ、エイ)」
そして地盤改良。
柱状改良を施し、安定な地盤へ。
こちらは丁張りと根切り。
建てるすまいの位置・高さををしっかり定めました。
こちらは基礎ベースの配筋。
現場では着実にすまいの基礎が進んでいます。
一方、木工事はこちら。
杉の梁角材を並べ番付けし、松丸太を選び、八面取りを行っています。
この日は9mの松丸太(地棟)があるため、屋外で作業しました。
建て方が待ち遠しいですね。
寒が明け、岩倉の木の家が始まりました。
最初は地鎮祭。
氏神様を鎮め、お施主様ご家族の繁栄を祈念して、「栄、栄、栄(エイ、エイ、エイ)」
そして地盤改良。
柱状改良を施し、安定な地盤へ。
こちらは丁張りと根切り。
建てるすまいの位置・高さををしっかり定めました。
こちらは基礎ベースの配筋。
現場では着実にすまいの基礎が進んでいます。
一方、木工事はこちら。
杉の梁角材を並べ番付けし、松丸太を選び、八面取りを行っています。
この日は9mの松丸太(地棟)があるため、屋外で作業しました。
建て方が待ち遠しいですね。
古民家のリフォーム [ただいま普請中]
昨年の秋に屋根替えをした、およそ築100年の古民家。
「本格的な改築は暖かくなって田植えが終わってから」というお客様のご要望でした。
季節を迎え、いよいよ始まりました。
落ちかけていた壁を落とし、腐りかけた足回りを取り替え、柱や梁は補強しながら活用します。
住み慣れた家をさらに心地よく、今そして近い将来の生活に合った、家族が安心して過ごせるすまいにしていきたいと思います。
この天井の煤竹、すごく素敵ですね。
「本格的な改築は暖かくなって田植えが終わってから」というお客様のご要望でした。
季節を迎え、いよいよ始まりました。
落ちかけていた壁を落とし、腐りかけた足回りを取り替え、柱や梁は補強しながら活用します。
住み慣れた家をさらに心地よく、今そして近い将来の生活に合った、家族が安心して過ごせるすまいにしていきたいと思います。
この天井の煤竹、すごく素敵ですね。
土壁つきました [ただいま普請中]
久しぶりのブログ更新です。
5月中旬に建前・上棟した「竹井の家」。
屋根が葺き上がり、土壁が付き、少し落ち着きました。
いぶし瓦を大屋根に敷き詰め、磨き丸太で組んだ土庇は金属板の一文字葺きの上に一文字瓦を被せ、数寄屋の佇まいです。
こちらは土壁の芯になる竹小舞。
この地方では、左官屋さんが割竹を一本ずつ麻縄でしばり、格子に編みます。
手間のかかる仕事で、様々な流儀があります。
地域によって、職人によって、使う材料も編み方も千差万別で、
それぞれに理由があって、ウンチクを聞くと面白いです。
左官屋さんの経験と知恵が結集されています。
この竹小舞はとても綺麗ですが、すぐに土壁(荒壁)が塗られてしまうので、壁の中に隠れてしまいます。
一瞬の美です。
こちらは荒壁の施工。
きれいに編んだ竹小舞に、藁スサ(細かく刻んだ藁)を混ぜた土を塗ります。
土は阿吽の呼吸で鏝板に刺されます。
最初は屋外側から屋内側へ、土が「にゅるっ」とはみ出すように・・・。
屋内側から見るとこんな感じ。
屋外側や間仕切りの片面が終わったら、裏返し塗り。
「にゅるっ」とはみ出すことで両側の土が一体となり、竹小舞を芯にした荒壁ができました。
この塗り方も、職人によって様々です。
最初に屋外側を塗る人、そうではなく屋内側を塗る人、
両側を続けて塗る人、片側だけ塗って乾かしてからもう一方を塗る人、
それぞれに、もっともな理由があります。
使う土もいろいろ。
藁スサを混ぜた荒壁の土を、「泥コン」と呼びます。
岐阜県は良質な土の産地で、いい「泥コン屋」さんがあります。
この土は、「泥コン屋」さんの調合済みのものです。
土の質によって、藁スサの大きさ、量、混ぜるタイミング、様々あるようです。
今回の土は、黄土色っぽくてヨーグルトのような匂いがします。
原料土や、藁スサの発酵の具合で、色も匂いも変わります。
季節によって、現場によって、いろんな土を見ることができます。
土壁で囲まれた空間は、とても心地よいものです。
温度なのか、湿度なのか、音響なのか、なかなか数値では表せないのですが、
断熱材やコンクリートなど、工業製品ではつくれない心地よさです。
なんとか土壁が見直されるように、がんばりどころです。
5月中旬に建前・上棟した「竹井の家」。
屋根が葺き上がり、土壁が付き、少し落ち着きました。
いぶし瓦を大屋根に敷き詰め、磨き丸太で組んだ土庇は金属板の一文字葺きの上に一文字瓦を被せ、数寄屋の佇まいです。
こちらは土壁の芯になる竹小舞。
この地方では、左官屋さんが割竹を一本ずつ麻縄でしばり、格子に編みます。
手間のかかる仕事で、様々な流儀があります。
地域によって、職人によって、使う材料も編み方も千差万別で、
それぞれに理由があって、ウンチクを聞くと面白いです。
左官屋さんの経験と知恵が結集されています。
この竹小舞はとても綺麗ですが、すぐに土壁(荒壁)が塗られてしまうので、壁の中に隠れてしまいます。
一瞬の美です。
こちらは荒壁の施工。
きれいに編んだ竹小舞に、藁スサ(細かく刻んだ藁)を混ぜた土を塗ります。
土は阿吽の呼吸で鏝板に刺されます。
最初は屋外側から屋内側へ、土が「にゅるっ」とはみ出すように・・・。
屋内側から見るとこんな感じ。
屋外側や間仕切りの片面が終わったら、裏返し塗り。
「にゅるっ」とはみ出すことで両側の土が一体となり、竹小舞を芯にした荒壁ができました。
この塗り方も、職人によって様々です。
最初に屋外側を塗る人、そうではなく屋内側を塗る人、
両側を続けて塗る人、片側だけ塗って乾かしてからもう一方を塗る人、
それぞれに、もっともな理由があります。
使う土もいろいろ。
藁スサを混ぜた荒壁の土を、「泥コン」と呼びます。
岐阜県は良質な土の産地で、いい「泥コン屋」さんがあります。
この土は、「泥コン屋」さんの調合済みのものです。
土の質によって、藁スサの大きさ、量、混ぜるタイミング、様々あるようです。
今回の土は、黄土色っぽくてヨーグルトのような匂いがします。
原料土や、藁スサの発酵の具合で、色も匂いも変わります。
季節によって、現場によって、いろんな土を見ることができます。
土壁で囲まれた空間は、とても心地よいものです。
温度なのか、湿度なのか、音響なのか、なかなか数値では表せないのですが、
断熱材やコンクリートなど、工業製品ではつくれない心地よさです。
なんとか土壁が見直されるように、がんばりどころです。
いの一番 [ただいま普請中]
今日から八百津の現場で建前が始まりました。
ですが、あいにくの雨。
今日は「いの一番」の柱を建てて仕舞いました。
明日は晴れ予報。
安全にしっかりがんばります。
そういえばここの現場、犬走りにお施主様家族の記念の「手がた」を付けました。
土方さんの粋な計らいでした。
ですが、あいにくの雨。
今日は「いの一番」の柱を建てて仕舞いました。
明日は晴れ予報。
安全にしっかりがんばります。
そういえばここの現場、犬走りにお施主様家族の記念の「手がた」を付けました。
土方さんの粋な計らいでした。
古民家のリフォームの始まり [ただいま普請中]
築約100年の古民家のリフォームが始まりました。
最初に屋根替えと一部梁桁の補強、垂木の取り替えからです。
どんな住まいに生まれ変わるか楽しみです。
最初に屋根替えと一部梁桁の補強、垂木の取り替えからです。
どんな住まいに生まれ変わるか楽しみです。
45㍉のフローリング [ただいま普請中]
ただいま普請中のお宅、
居室の床はもちろん「材木屋の親爺のこだわりの厚み45㍉の杉板」(→こちら)です。
本実加工が出来上がり、外注加工先からどっさり工場にやって来ました。凸と凹を組み合わせて床を貼ります。
凹の中に釘を打つので、床の表面に釘は見えません。
ジメジメの日でも、板の表面はサラサラ~いかにも気持ちよさそう~と、
カマキリも来ちゃいました。
居室の床はもちろん「材木屋の親爺のこだわりの厚み45㍉の杉板」(→こちら)です。
本実加工が出来上がり、外注加工先からどっさり工場にやって来ました。凸と凹を組み合わせて床を貼ります。
凹の中に釘を打つので、床の表面に釘は見えません。
ジメジメの日でも、板の表面はサラサラ~いかにも気持ちよさそう~と、
カマキリも来ちゃいました。