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ブログ引っ越しました [お知らせ]

ブログを引っ越しました。

新しいブログはこちらです→https://www.kanemasu-okazaki.com/?page_id=30
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土壁(荒壁)塗ってます [ただいま普請中]

先日建て方を行った石場建ての家、今は土壁を施工しています。

こちらは土壁の芯になる竹小舞。
この地方の職人は、左官屋さんが割竹を一本ずつ麻縄でしばり、格子に編みます。
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手間のかかる仕事で、様々な流儀があります。
地域によって、職人によって、使う材料も編み方も千差万別で、
それぞれに理由があって、ウンチクを聞くと面白いです。
左官屋さんの経験と知恵が結集されています。

この竹小舞はとても綺麗ですが、すぐに土壁(荒壁)が塗られてしまうので、壁の中に隠れてしまいます。一瞬の美です。

こちらは荒壁の施工。
まずは土を搬入し、舟へポンプアップ。
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きれいに編んだ竹小舞に、藁スサ(細かく刻んだ藁)を混ぜた土を塗ります。
土は阿吽の呼吸で鏝板に刺されます。
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最初は屋外側から屋内側へ、土が「にゅるっ」とはみ出すように・・・。
屋内側から見るとこんな感じ。
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外側や間仕切りの片面が終わったら、裏返し塗り。
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「にゅるっ」とはみ出すことで両側の土が一体となり、竹小舞を芯にした荒壁ができます。
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この塗り方も、職人によって様々です。
最初に屋外側を塗る人、そうではなく屋内側を塗る人、
両側を続けて塗る人、片側だけ塗って乾かしてからもう一方を塗る人、
それぞれに、もっともな理由があります。

使う土もいろいろ。
藁スサを混ぜた荒壁の土を、「泥コン」と呼びます。
岐阜県は良質な土の産地で、いい「泥コン屋」さんがあります。
この土は、「泥コン屋」さんの調合済みのものです。
土の質によって、藁スサの大きさ、量、混ぜるタイミング、様々あるようです。
今回の土は、黄土色っぽくてヨーグルトのような匂いがします。
原料土や、藁スサの発酵の具合で、色も匂いも変わります。
季節によって、現場によって、いろんな土を見ることができます。

土壁で囲まれた空間は、とても心地よいものです。
温度なのか、湿度なのか、音響なのか、なかなか数値では表せないのですが、
断熱材やコンクリートなど、工業製品ではつくれない心地よさです。
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石場建ての建方 [ただいま普請中]

先週、石場建ての建方を行いました。

現在の一般的な工法は、基礎の立ち上がりに土台を敷き、その土台から柱を建てます。
石場建ては、礎石の上から直接柱が建ちます。

建方のお手伝いの皆さんも、石場建てはほとんど経験がなく、最初は四苦八苦しました。
しかし、時間が進むにつれ、いつも通りの建方のペースになり、調子が出てきました。
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木をふんだんに使っています。
桧、杉、そして松。
ほとんどが近隣の山の木です。
お施主様が山で選んだ桧の大黒柱、圧巻です。
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今週末の6月16日(土)、17日(日)に構造見学会を行います。
場所は愛知県一宮市。
お時間ございましたら、どうぞお越しください。

申し込みはこちらのフォームより。
両日ともに
09:00~12:00[個別見学 6組まで]
13:00~14:00[建物説明 20名まで]
14:00~17:00[自由見学&ミニくむんだー(雨天中止)]


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木・木・木。たくさんの木に囲まれました。 [家の話]

今週引き渡しましたリフォームのお住まい。
たくさんの木に囲まれ、素敵な空間になりました。

ご年配の方の1人住まい。
新婚当初に使われていた離れをリフォームいたしました。

外観は木の雰囲気がお気に入りというお施主様のご要望で、こんな感じに変わりました。
外壁、軒裏はすべて杉材。
写真は後→前比較。
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室内については、南側は寒くないように、中のリビングには南寄りの光が取り込めるようにとのご要望で、こんな感じにリフォームしました。
床、壁、天井すべてが杉材です。
キッチン前のカウンターは桧材。
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水回りも新たに。
こちらは洗面脱衣室。
桧のカウンターに洗面ボウルを埋め込みました。
棚は鏡付きの引戸です。
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そして洗面脱衣室の入口は、弊社手作りのステンドグラス入り建具。
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玄関は桧材の建具で、土間は豆砂利洗い出し。
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ポーチは濡れ縁から続いた桧材のウッドデッキ。
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本当に木、木、木。になりました。
お施主様もすごく喜んでいらっしゃいます。
落ち着いて過ごされるお住まいになることをお祈りいたします。
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2つの基礎 [ただいま普請中]

今日は雨。少し時間ができました。

さてさて、新築進行中の2つの基礎のご紹介。

こちらは石場建ての基礎です。
礎石の上にフリーな状態で柱が建ちます。
 設計:水野設計室(https://mizunosekkei.jp/)
 施工:弊社
気候風土適応住宅(サスティナブル建築物採択物件)です。

写真は礎石の位置固定の仕上げ打ちと玄関・ポーチ付近の延べ石と豆砂利洗い出し。
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いよいよ来週、建方。
6月16日(土)、17日(日)には構造見学会を行います。
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両日ともに
09:00~12:00[個別見学 6組まで]
13:00~14:00[建物説明 20名まで]
14:00~17:00[自由見学&ミニくむんだー(雨天中止)]
場所は愛知県一宮市。
弊社へのお問い合わせはこちらのフォームより。


こちらはベタ基礎。
立上り基礎に土台を緊結し、柱を建てます。
弊社の設計・施工。

写真はベースコンクリート打設の様子。
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こちらは大工が手刻みを始めたばかり。
夏の真っ盛りに建方です。


どちらも手刻みの木造軸組工法で、土壁(竹小舞の泥壁)がすまいを取り囲みます。
きっと、気持ちのよい素敵な空間になることでしょう。

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大黒柱の製材 [木の話]

本日は大黒柱の製材を行いました。

お客様ご家族が弊社の天然桧の山で選ばれ、目の前で伐採した樹。
思い入れも強いことでしょう。

伐採後は葉をつけたままの姿で山に倒し、 「葉枯らし乾燥」しておりました。
先日、山から下し、弊社工場に搬入しました。

本日の製材もご家族で見学されました。
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木の目や癖、大黒柱のサイズそしてすまいの間取りを考えながら慎重に製材。
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素晴らしい大黒柱が挽けました。
節のない腹の面はリビングに向け、味のある大きい節のある面は2階の廊下に、等々すまいに思いを馳せながら、木を眺めました。

午後からは部活から帰ってきた末っ子坊主が芯挽き(背割り)の手伝い。
大黒柱に溜まったおが粉をエアーで払います。
午前は雨の中の部活で泥まみれ。午後は工場でおが粉まみれ。
どことなく嬉しそうに見えるのは気のせいか?
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芯挽きに楔を打ち込み、本日の作業は終了。
楔は表面の乾燥による収縮割れを防ぎます。
これから毎日毎日少しずつ楔を打ち込んでいきます。
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地鎮祭 [ただいま普請中]

昨日はお日柄もよく、初夏の日差しの中、地鎮祭を執り行いました。
地の神を鎮め、これからの工事の安全を祈願しました。
恒例の「えい(栄)!えい(栄)!えい(栄)!」の掛け声で、刈初、穿初の儀を行いました。
住まわれるご家族が健康で、快適で、幸せに暮らすことができる空間を築くお手伝いが始まりました。
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刻みとリフォーム造作 [ただいま普請中]

過ごしやすい季節になりました。

こんな季節になりますと、仕事が捗ります。

こちらは新築の刻み。
おが粉を浴びながら、黙々と刻んでます。
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こちらはリフォームの内部造作。
年代物の小屋組に悩まさせられながら、杉の天井材を張ってます。
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お客様と和気あいあい、和みながら進めています。
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神社拝殿の漆喰壁塗り替え [ただいま普請中]

近所の神社拝殿の漆喰壁を塗り替えました。
400年以上前の壁なので、壁が膨らみ、小舞竹が抜けている部分もあります。

今回は樫の木で壁の振れ止め補強を行い、梯子の掛かる部分は桧の板で補強しました。
綺麗な姿で4月のお祭りを迎えることができます。
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一枚板のテーブル [私の机]

本日、栃の一枚板テーブルをお届けしました。
大工の手作り、迫力の逸品です。
家具職人のような繊細な作りではありませんが、
存在感のあるテーブルになりました。
脚などすべてを栃材で製作しました。
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この後、椿油を薄く塗布したら、縮み杢が一層きれいに現れました。

こちらは、先日納めました欅の一枚板テーブル。
脚もすべて欅材ですので、本当に重かったです。
大人の男性5人で運び入れました。
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新築やリフォームの際に一台一脚いかがでしょうか?
もちろん、テーブルだけでも承ります。
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大黒柱の製材 [木の話]

この大黒柱は、昨年お客様に山で選んでいただき、目の前で伐採しました。
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伐採後は葉をつけたままの姿で山に倒し、 「葉枯らし乾燥」しておりました。
すまいの計画も進み、本日いよいよ製材。
お客様もその様子を見学されました。
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木の目や癖、大黒柱のサイズ、そしてすまいの間取りを考えながら慎重に製材。
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立派な大黒柱が取れました。
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製材の後は、梁材の見学。
リビングのこの部分にはこの木を使いますよ。
この木がお客様のすまいの中では一番大きいものです。等々
すまいに思いを馳せながら。
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一年間、お客様と一緒にすまいづくりを楽しんで参りたいと思います。

製材した大黒柱は、芯引きを行い、楔を打ち込みました。
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せっ器質タイル [ただいま普請中]

今年最後の仕事。

こちらはとある大正時代のお屋敷です。
昭和40年代に増築したトイレの屋根と外壁が傷んでしまったため、改修を行いました(写真中央部)。

主屋の漆喰壁を復元するのではなく、隣接する赤いタイル張りの土蔵(写真左側)に合わせた外壁のデザインにしました。

昔ながらのせっ器質タイルも手に入り、お屋敷と土蔵とが調和のとれた外装になりました。
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ビッグな桧 [木の話]

とある原木市場にて。
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巨大な桧。
長さ14m。向こう側の14m先の切り口(末口)でも直径68cmあります。
めちゃくちゃデカイです。
化け物のようです。

巨木になると、芯の部分が腐って大きな空洞になってしまうことが多いですが、
この木は腐りがなく、それに曲がりもひねりもなくて、素晴らしいです。

お値段は、これ1本でお屋敷1軒ぐらい・・・
どこで使われるんでしょうかねぇ~
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地盤調査 [ただいま普請中]

本日は地盤調査。

この日はいつも、新しいすまいづくりが始まるワクワク感と、どんな調査結果が出てくるのかというドキドキ感が入り混じった気持ちになりますね。
秋晴れのいい一日でした。
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狭小地の建方

先日、名古屋市の現場で建方を行いました。

地盤改良の際にも、重機が入らないため、様々勉強いたしましたが、
今回の建方も、経験のない狭小地。
たくさん勉強いたしました。

幅約2mの道路に、ポターンクレーンをなんとか設置。
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材料の置き場も、足場などを使って、一工夫・二工夫。
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四寸垂木を架け、上棟することができました。
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